輸入広葉樹のフローリング~伐採禁止などによる希少性~

色味が濃い褐色系の広葉樹フローリングは
アフリカや東南アジア、南米から輸入されたものがほとんどです。
高級感のある大胆な木目が人気高となっています。
しかし、近年では環境保護の観点から、伐採禁止や規制などがかかり
入手しにくい樹種が多くなっている現状もあります。
広葉樹フローリングは、固く、傷つきにくく、寸法の安定性が良い樹種なのが特徴で
グレードによりますが、一般的には価格は高めのものが多い印象です。
産地別にみると
チークやローズウッド、カリンなどは、インドネシアやミャンマー、ラオスなどの東南アジア産。
また、ブラックウォルナットやブラックチェリーは、北米産となります。
なお近年、南米やアフリカでの伐採禁止が進み
人気の樹種であるマホガニーやブビンガは、輸入禁止となっています。
チーク
チークは、程よい褐色が特徴で、辺材はやや色が薄く、心材は濃い色となっていますが
それほど大きな色の差はありません。
木管からにじみ出る「テクトキノン」という油分によって
経年変化で表情に深みが増していきます。
材質は硬く、重いですが、その割には加工性に優れているのも特徴で
耐水性と防蟻性に優れています。
チーク①
チーク②
経年でこうして色の深みが増してゆきます。
ローズウッド
ローズウッドは、バラの香りがする濃紫色の樹種の総称を指します。
現在、入手可能なのは、インドネシア・ローズウッド(ソノケリン)です。
これは、ローズウッドの王様といわれるインドローズの種を植林したもので
インドネシアでの計画植林の多くを占めています。
一枚モノもありますが、主流は乱尺化フィンガージョイントタイプとなります。
ローズウッド①
ローズウッド②
ブラックウォルナット
ここ数年、非常に人気の高い樹種で、産地は北米です。
色調は黒に近く、不規則な濃い紫色の縞があります。
この縞は心材と辺材との色の違いにより、材質は固く、重め。
安定していて狂いは少ないのが特徴です。
加工性もよく、特に表面の仕上がりは非常に美しく定評があります。
肌目はやや粗めですが、美しい光沢があります。
ブラックウォルナット
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